新年の挨拶をしたいところですが、悪夢の元旦で挨拶する気持ちにはなれません。僕
は家族で富山県西部の出先で親戚と集まっていました。最初の揺れには余裕がありまし
た。しかしながらあのけたたましいアラームが鳴って数秒後にこれまで経験したことが
ない揺れと突き上げ。一同慌てて裸足で脱出しました。落下物がないようなところまで
来ても体が震えてしまいました。出先の食器棚の皿やコップが落下して割れてしまいま
した。揺れが落ち着いたものの放心状態。瞬間思ったのはやはり能登？とんでもない地
震では？と素人ながらでも容易に想像出来ました。暫くして震度７と言う速報を見てま
たまた足が震えました。ここで急遽自宅に帰宅することにしました。本来なら落ち着く
までは安全なところで避難すべきなのでしょうけど、自宅の様子が気になりましたので
帰ることにしました。初めは能越自動車道で行こうと思っていましたが既にインターは
封鎖されていて国道８号で帰ることにしました。
もしかして大渋滞しているのか？と思いながら恐る恐る走って行くと元旦と言うこと
が幸いしたのか？意外と空いていてスイスイと走ることが出来ました。また幸いなこと
に国道８号の路上が崩れたりひび割れしていなかったので無事に石川県内へ入ることが
出来ました。しかし途中で路肩に沢山の車が停まっていて待機していました。途中職場
の様子が心配でしたのでスタッフに電話連絡して職場だけではなくスタッフの安全を確
認して貰えるようにもしました。（幸いなことに皆さん無事でしたけど帰省していたス
タッフの１人が帰宅困難者となって正月明けも暫くは帰省先から帰ることが出来ません
でした。）
そして大きな余震がないことを願いながら慎重に走り続けました。こんなに慎重に運
転したのは運転免許を取って間もない頃以来では？と思ったりもしました。途中の山環
で大渋滞していて何事か？と思っていたら既にガソリンスタンドが給油待ちの関係で走
行車線を塞いでいました。
そんな風景を観ながら無事に自宅に辿り着くことが出来ました。自宅に帰ってみたら
幸いなことに建物に損害がなくお皿１つ割れることもなくて安堵しましたよ。出先の建
物の中にあった食器棚の様子を考えるとホントに損害がなくてホッとしました。なお帰
宅して暫くしたら外から聞こえるプロペラ音。自衛隊のヘリコプターが発生後数時間も
経たないうちに活動しているみたいでした。その音は恐らく次から次へと近づいて遠ざ
かっていく、恐らく夜を徹してだったような？（僕はしばらくして寝てしまったので分
かりませんが）僕が想像するに発生直後から全国の自衛隊の応援部隊が次々と県内に入
ってくれているのだと。素早い活動に全国の自衛隊の隊員の皆さんに感謝。とりとめの
ない文章ですが僕の元旦の様子をメモ書きさせて頂きました。ちなみに暫くブログを書
いていませんがズッと自粛していては経済が回りませんのでいつも行くお店には食べに
行っています。また発生から２週間あまり、徐々に大きな余震は減っています。しかし
ながら石川県内のホテルや飲食店は観光客が一気にいなくなって閑古鳥だと言う話も伺
いました。能登を助けるためには加賀が元気でなければいけません。そのためには他県
からのボランティアだけではなく飲食業や観光業を応援してあげて貰いたいですね。ま
だ時期尚早かもしれませんが他県の皆様、宜しくお願い致しますm(__)m３月１６日に
