究極の地産地消!至福のひととき♪
この日は結婚記念日ということで9月にこちらへ訪問したときに予約してあった
こちらへとやって来ました。こちらを紹介しておきますと大将の片折さんと奥様は
つる幸出身です。詳細はフードアナリストのマドンナの記事をご覧になって下さい
ね。
そしてこちらはアンジャッシュの渡部建さんがテレビでも紹介されるほど有名で
もあり県内でも評価の高いお店でもあります。ちなみに現在石川県内の食べログ総
合部門で1位と言う素晴らしい評価を受けています。
また人気がありすぎて予約も数ヶ月待ちであるとか紹介制となっているとのこと
で、僕自身も前回紹介して頂き連れて行って貰ったことでこちらへと再度お邪魔す
ることが出来ました。そんなわけでこちらは全国各地からお客さんがいらっしゃる
みたいで、今回も県外のグルメな方が集っていらしたようです。そんな中、僕たち
夫婦は末席を汚させて頂きました(笑)前の記事では大将の凛々しい姿を紹介しま
したが、今回は素晴らしいお料理の数々の紹介致しますね!
まずは食前酒。どこの日本酒か伺うのを忘れました。あまり辛くもなく比較的癖
のない上品なお酒だったと思います。
一流のお店に来ても飲み物は変わりません。ハイボールのレモン入りです。しか
しお客さんの中には同じようにハイボールを注文されている方がいらして少しホッ
としました(笑)
先付けはスッポンのお粥です。黄色いものは卵だそうです。しかしいきなりお粥
とは驚きました。スッポンのおかげでこの後の食欲が増したような気がします。
続いては金石港で水揚げされた香箱蟹です。内子、外子そして身もギッシリと詰
まってかつ濃厚な味わいに箸が止まりませんでした。ずわい蟹をさばいているので
ゆっくりと召し上がってくださいねと言われましたけど。。。またお酢をお好みで
どうぞと出されていましたが、結局使わずに完食してしまいました。蟹の解禁日に
こんな美味しいものを頂けて本当に幸せでした♪
枕崎で一本釣りされた鰹節と利尻産昆布から取った一番出しです。2つの素材の
コラボはそれぞれの旨味が凝縮されて大変美味しかったですね♪
北海道ではなくて宇出津で獲れた毛蟹のお吸い物です。先程のお出汁がしっかり
と毛蟹を引き立ててくれていますね。
能登ふぐのテッサです。七尾港で水揚げされたもので5キロあったとか。実は能
登はふぐの水揚げは全国一だってことを皆さんご存知でしたか?ふぐと言えば下関
ですが不思議ですよね。下関がある山口県は5位ですって!ただ下関にはふぐ専門
の卸売市場があって全国から集まってくるのだそうです。やはりネームバリューと
言うかブランドで高く売れるってことでしょうか?ふぐのウンチクは置いといて肝
心のふぐは薄造りよりも少し厚めに切られていて淡白な味が特徴のふぐが少しだけ
味わい深く感じました。
氷見産ブリの砂ずりです。脂がしっかりとのっています。更に隠し包丁(!?)
が入っていて脂ののり具合をもっと感じることが出来たような気がしました。
そして炭火で一本一本手で火の通り具合を確認しながら焼き上げた金石港のずわ
い蟹の焼きガニです。一本はそのまま頂いてもう一本は塩を付けて頂きました。正
直塩を付けなくてもカニの美味さが口の中で弾けていました(笑)つくづく北陸で
育って住んでいて良かったと思いました♪
自家製味噌で作った氷見大根のふろふき大根です。美味すぎる蟹を食べた後のち
ょっとしたお口直しだったような気がします。味噌と大根で口の中がリセットされ
たような気がしました。
そしてずわい蟹のかにみそ和えです。炭火の上にかにみそをたっぷりと入れた蟹
の甲羅に蟹の足を漬け込んで出してくださいました。かにみそがこんなに上品なの
か?と思うくらい美味しかった。やはり新鮮だからこのような美味しさなんでしょ
うか?
氷見里芋の田舎煮です。素朴な味の中に美味しさが光っていましたよ。
そしてご飯になります。まずは氷見産コシヒカリを白飯で出して下さいました。
能登で栽培された純国産鶏もみじのゆで卵と漬物で頂きました。前回も出されたゆ
で卵は黄身が濃厚で美味かった。
こちらは自家製味噌のなめこの味噌汁。山椒が利いていながらも比較的上品な味
付けのお味噌汁だったと思います。
そしてカニ飯です。ワサビと少々お醤油がたらしてあったと思いますが、蟹の身
の美味さがご飯全体に広がった一杯でした。
最後に出されたご飯はこの日水揚げされたサバのバッテラです。締められたサバ
が柔らかくて大変甘く感じられましたね♪
そして最後にデザートですが柚子をまぶしたくず焼きでした。表面が焼かれて香
ばしくまた柚子の香りと味わいがアクセントになっていました。
甘くなった口の中を抹茶が癒してくれました。
最後は前回同様、山の湧き水の白湯で今日のご馳走は終了でした。
こちらはこれで2回目となりましたが、北陸中心で獲れた新鮮かつ良い食材をシ
ンプルな味付けでかつその食材の美味さを引き出すことに徹しているんだと思いま
した。フードアナリストのあの方もおっしゃっていましたが、大将自ら氷見や能登
まで足を運んで自分の目で確かめて仕入れてくる究極の地産地消だと思いました。
懐石料理のような華やかな盛り付けとはある意味反対かもしれませんね。今回も片
折さんの世界をしっかりと堪能させて頂きました。やはり目の前で料理されていく
様子を観ながら大将や女将さんが食材や料理の説明を丁寧に答えてくださるのを伺
っていると自然とその世界に引き込まれていくような気がしました。全国の食通と
言われる方で予約がうまっていて予約が困難ですが、また違う季節に行くことが出
来たらなと思いました。ご馳走様でした、そして有難うございました。